助産院でよく見聞きする「自然なお産」とは、どういうものを示すのか?
よく見聞きするけど、改めて聞かれた場合、どう答えるか?を考え、当院の考える「自然なお産」をまとめてみました。
- 自分の力で産み出すお産
- 自分の産みたい姿勢でのお産
- 産みたい環境、静かな環境でのお産
- 赤ちゃんとお母さんのタイミングでのお産
自分の力で産み出すお産
人は太古の昔から出産してきた歴史があり、産み出す力を持っています。
不必要なお薬や医療には頼らず、本来自分が持っている力を最大限に発揮して赤ちゃんを産むこと。それにより、産後も本来機能するホルモンなどがスムーズに働き出します。
自分の産みたい姿勢でのお産
陣痛中は自然と赤ちゃんが産道を通りやすいようにお母さんは体を動かしたくなります。
その身体感覚に従って、体を動かし、出産の瞬間も上向きだけではなく、四つん這いや側臥位(横向き)で足を上げるスタイルなど、自由な体勢で出産します。
産みたい環境、静かな環境でのお産
家族と一緒に赤ちゃんを迎えたい、自宅で赤ちゃんを迎えたいなどそれぞれお産したい環境は異なります。
お産する人が一番安心してリラックス出来る環境での出産が自然なお産につながります。
また、赤ちゃんはお腹の中ではまっ暗な世界で過ごしています。この世に生まれてきたときにびっくりしないように、静かで薄暗いお部屋で出産します。
赤ちゃんとお母さんのタイミングでのお産
不必要に陣痛促進剤などを使わず、赤ちゃんが出てきたいと思ったタイミングで出産します。
そのために普段から(特に赤ちゃんが生まれても良い時期になったら)、お母さんは体をしっかり動かし、出産に向けて体と心と環境をしっかりと整えていく必要があります。