妊娠前に「こんなお産がしてみたいなぁ」と思いを想いを馳せていたNさん。お住まいの県の病院でバースプランを相談したところ、その病院では難しいことが分かり新たにお産する場所を捜し、ご縁があり晴れの国お産所でお産をすることを決めました。自宅から助産院までは車で2時間。ご家族と相談して妊娠37週からは助産院近くに家を借りて家族で移り住み赤ちゃんを迎えるときを待ちました。

何日か前駆陣痛があり、「これは陣痛?」「いやいや、これは弱い気がする。」とご自身の感覚を向き合う時間が今までよりも多かったようです。
お産のときには足浴をしたり、テルミーをしたり、おにぎりを食べたりしながら家族で過ごしました。妊婦健診にいつもいっしょに来ていたお兄ちゃんたちはお気に入りのおもちゃで遊んでました。

パパやお兄ちゃん達がママの手をつなぎ家族のエネルギーが循環したタイミングで陣痛も波にのってきました。
「お産するときのイメージは四つん這いな気がします。」
妊婦健診のときに言っていた通りにお産のときにはパパの背中につかまりながらの四つん這いでご出産されました。いきみのときもご自身の感覚をたしかめながら力を入れていたと聞きました。陣痛の波に乗りながらご自身の感覚を冷静に感じながらお産の時間を過ごしていたのはさすがです!!
ママの胸の上で赤ちゃんは安心しています。パパやお兄ちゃんの抱っこも気持ちよさそうにしていました。

赤ちゃんのお名前は「ひまりちゃん」に決まりました。ママが晴れの国お産所でのお産を決めたときにパパを含めたご家族は「どうやったら晴れの国でお産ができるか」と前向きにいっしょに考えてくれたと聞きました。家族の絆の深さを感じます。

助産師からのコメント

自宅から車で2時間かかっても「ここでお産したい」というNさんの熱い想いに私は心をうたれました。ご自身がどんな環境で赤ちゃんを迎えたいか明確な考えがあり、そのために行動をしているNさんの力とそれをサポートしているご家族の絆を感じずにはいられませんでした。
お産や産後について「○○ってどうなんですか?」「生まれた後のへその緒を切るタイミングって・・・」と知りたいことを何でも聞いてくれました。言葉の端々から「わたしのお産」という意気込みが伝わってきました。
にこやかな笑顔とふんわりと優しい雰囲気のNさん。たまに垣間見る男前なところと芯の強さを感じるお産でした。
穏やかなパパ&ママそして素直なお兄ちゃんたち。「赤ちゃんを迎える場」として晴れの国お産所を選んでくださりありがとうございます。そしておめでとうござます。