健診のときに助産師がお腹に触れてお腹まわりや子宮の大きさを測ります。そのときにお腹に触れているので「助産師さんは何見ているのかな~」と感じたことがあるかもしれませんね。
健診のときにどんなことを見ているか説明します。
目的
お腹に触れることでお腹にいる赤ちゃんの位置や姿勢を確認しています。特別な器械はいりません。
- 赤ちゃんの位置と姿勢の確認:お腹を触ることで、赤ちゃんがどの向きにいるか、どちらを向いているかを確認します。これは、出産時の状況を予測するのに役立ちます。
- 子宮底長測定:お腹の一番上の部分(子宮底)の高さを測ることで、赤ちゃんの成長が順調かどうかを確認します。
- 羊水量の評価:お腹を触ることで、赤ちゃんを取り囲む羊水の量が適切かどうかも推測できます。
- 胎児心音聴取位置の確認:赤ちゃんの心音を最もよく聞くことができる場所を見つけるのに役立ちます
やってみよう
①お腹の上側(子宮底)に手をあててみよう。
お腹がどのくらい大きくなったかな?
上にあるのは頭かな?
お尻かな?
②次にお腹を包み込むように手をお腹の両側におきましょう。
そして左右交互にやさしく手を動かしてみよう。
背中はどちらかな?
赤ちゃんの背中がある側はかたくなっています。(赤ちゃんの背中が当たってます)反対に赤ちゃんがいない側は羊水のふわふわの感じがあります。
③恥骨近くを触れていくと恥骨とはちがう硬く触れるものがあります。
赤ちゃんの頭が下にあるときにはその頭が触れることがあります。お産が近くなるにつれ赤ちゃんの頭が骨盤に入り込んでくると赤ちゃんの頭も触れなくなります。恥骨周りに触れているのは赤ちゃんの頭が骨盤にどのくらい入っているのか見ています。
お腹に触れて赤ちゃんの様子を知るのはママや家族の方もできます。
こんな風に触れていると赤ちゃんから内側からグーと押してお返事をくれるかもしれませんね。
「今、赤ちゃんは何をしているのかな~」と思いながら触れてみるのもいいですね。
赤ちゃんはママやパパに触れてもらったり、声をかけてもらいことをとても喜んでいます。
赤ちゃんの背中や頭の位置を正確に当てるっっっぞ!!
という意気込みよりも
赤ちゃんの様子を知りたいな~というゆるりとした気持ちで触れてください。
赤ちゃんの様子をいっしょに確認したいときには健診のときにぜひ聞いてみてください。