助産師(理事)
代表理事|国定 由美子(くにさだ ゆみこ)
岡山県笠岡市にくにさだ助産院を開院して、14年目になります。
ただただ自然なお産が好きで、無我夢中で駆け抜けた13年間でした。
振り返れば20代後半、助産院に勤務し、その時立ち合ったお産の美しさと、開業助産師の技に衝撃を受けたことを、今でも鮮明に覚えています。
それまでの私は、強い志があったわけではありませんでした。しかし、助産院でお産される女性たちの思いに触れ、いつしか彼女たちと過ごす時間が心地良く、私が一番私らしくいられる場所であると感じるようになりました。
そのころ私自身も自宅で娘を出産し、これ以上の宝物はないと感じた体験が、今でも私が自然なお産を愛する原動力になっています。
現在50代半ばになり、私自身の子育てが落ち着いた現在、これからの人生は、自然に生みたい女性たちがお産する場所と、それをサポートできる助産師が存在し続けることに尽力したいと思うようになり、くにさだ助産院のお産部門を法人化し『一般社団法人 晴れの国お産所』を設立しました。
私と同じ思いで女性とその家族に寄り添い、楽しいことも辛いことも共感できる仲間がいることに、心から感謝しています。
資格
- 看護師
- 助産師
- イトオテルミー療術師
経歴
1969年 | 岡山県里庄町生まれ |
1991年 | 京都大学医療技術短期大学部専攻科助産学専攻卒業 |
1991年 | 京都第一赤十字病院勤務 |
1997年 | 笠岡助産院勤務 |
2000年 | たんぽぽ助産院勤務 |
2011年 | くにさだ助産院開院 Instagram:くにさだ助産院 |
2024年5月 | 一般社団法人「晴れの国お産所」設立 代表理事に就任 |
理事|出井 淳子(いでい じゅんこ)
これまでご縁の連続で、たくさんの命の誕生にも立ち会わせていただきました。
そして、自然なお産を残したいという国定さんの思いに賛同し、行動力に引っ張られて、これから晴れの国お産所のメンバーとして一緒に活動させていただきます。
今1%未満といわれる出産場所としての助産院を見つけ、自然な出産を自ら選択する女性たちが、覚悟を持って乗り越える姿や、思うようにいかない場面でもそれを受け入れ、命と向き合う姿、様々な出産の形に、これまで本当に多くを学び、感じ、考えさせられ、感動することばかりでした。
また、自然なお産を通して、赤ちゃんが意思を持って選択していると感じることも多く、その赤ちゃんの権利にも敬意を払うことが大切だとも感じています。
これからも赤ちゃんやお母さんが自分らしい出産を選び、それぞれの命・家族の始まりの場所として、また助産師が自然なお産に関われる場所として、晴れの国お産所がすてきな居場所になるといいなと思っています。
私も微力ながら、その人が持てる力を発揮できるよう寄り添い、ともに歩み成⾧していけると幸いです。
資格
- 看護師
- 助産師
- イトオテルミー療術師
経歴
1973年 | 岡山市北区に生まれる |
1997年 | 自治医科大学看護短期大学助産学専攻 卒業 |
1997年-2003年 | 佐野厚生総合病院勤務後、岡山にて総合病院、個人病院などに勤務 |
2003年-2007年 | たんぽぽ助産院勤務 |
2015年 | マル助産院開業 Instagram:マル助産院 |
2024年5月 | 晴れの国お産所 理事就任 |
理事|小川 華奈江(おがわ かなえ)
私自身の妊娠・出産の経験は大きな体験でした。
『妊娠期の喜びや嬉しさ』『心と体の変化へのとまどい』『押し寄せてくる感情の波』『お産に向けて赤ちゃんと呼吸を合わせていく感覚』多くのことは想像以上におもしろく、貴重なことを感じました。
そして何より、お腹の中にいたわが子を胸に抱いた瞬間の幸福感は、今まで経験したことのない体感でした。
新しい家族を迎えることは「新しいいのち」と出会うことです。女性にとって、『誰とどこでお産するか』
いや、というより、女性の持っている「内なる力」に気づき、「その方」らしいマタニティーライフを過ごし、どのようにお産を迎えるかという経験の積み重ねが、「生き方」に大きな変化があると私は思っています。
私にとって大好きで尊敬する先輩助産師さん達とともに、「新しいいのち」と出会う喜びに満ちているお産の場に携わることのできる機会がとても嬉しいです。
自然なお産がこれからも女性や赤ちゃん・家族にとって、最高の「場」になるお手伝いをしていきたいと思います。
資格
- 看護師
- 助産師
- 保健師
- イトオテルミー療術師
経歴
1984年 | 岡山県倉敷市生まれ |
2007年 | 徳島大学助産学専攻科 卒業 |
2007~2010年 | 個人病院・総合病院NICUに勤務 |
2018年 | おがわ助産院開業(出張専門) Instagram:おがわ助産院 |
2021年~2023年 | かねこ助産院勤務 |
2024年5月 | 晴れの国お産所 理事就任 |
お産のお手伝いをしながら思うこと感じること
赤ちゃんが元気な産声をあげると、自分がお産した時と同じ気持ちがします。体中の血液が沸騰する感じがして、感動の涙が出ます。
おそらく脳内ホルモンが出ているのでしょう。この感動の虜になってしまい、お産のお手伝いがやめられません。
助産院でお産されるお母さんは、大変我慢強いです。その姿に、心打たれます。本当に美しいです。お母さんみんなを尊敬しています。
お産を終えて、生まれたばかりの赤ちゃんは湯気が出ているようにほかほかで本当にかわいいです。
そして、その赤ちゃんを幸せそうに見つめているお母さんのお顔は神々しいです。その空間にいるのがたまらなく好きです。
女性はすごいです。
お産に立ち会うたびに私は「私もこうして生まれてきたんだ」と思います。よく頑張ったなぁ。周りのどの人もみんな、お母さんが死ぬ思いで産んでくれたのです。
そう思うと、人間は今ここにいるだけで素晴らしいです。こんなことを思いながら感じながら、私たちはお産のお手伝いをしています。