- 出産できる場所である助産院を残せるように努める
- 助産師の技術の向上・経験知の継承に努める
- 開業助産師の経済的自立・安定、地位の向上に努める
①出産できる場所である助産院を残せるように努める
全国ニュースでも見聞きしますが、当院がある井笠地区でも、出産できる産科が閉院し、出産できる施設は当院だけとなってしまいました。
出産できる施設が減っている上、助産院で出産できることを知らない方も増えてきたことに不安を感じ、助産師として何かできることは無いかと考えた結果…
助産師同士が協力し、出産できる場所として助産院が残っていくように、助産師という誇りある仕事が残っていくように、持続可能な未来とするために一般社団法人として法人化することを決めました。
助産院を法人化することは、大きなチャレンジでもあります。この形で試行錯誤しながら、環境や状況が整っていけば、妊婦さんにとっても、生まれてくる子どもたちにとっても、助産師にとっても、社会にとっても、大きな貢献ができると信じています。
未来の希望である子どもたちが生まれくる場所である助産院を、地域に残していけるように努めていきます。
②助産師の技術の向上・経験知の継承に努める
当院では機械に頼らず、分娩台や薬を使用せず、自宅にいるようにリラックスした状態で、生まれてこようとしているお子さんや側に寄り添う助産師と息を合わせながら、妊婦さん自身の産む力を使って自由なスタイルで出産します。
「機械に頼らず、妊婦さんの身体を診ることができる」「分娩台や薬がなくても分娩介助ができる」ことは助産師の技術であり、価値ある経験知です。こうした技術や経験知は、いざ災害が起こった時や緊急事態にも大きな貢献ができます。
こうした技術や経験知を持った助産師をもっと増やし、持続可能な社会に貢献していくために、技術の向上および経験知の継承に努めていきます。
③開業助産師の経済的自立・安定、地位の向上に努める
開業した助産師さんが、経済的自立および経済的安定を得ながら、誇りある仕事が継続できるように。
助産師という資格、助産師の技術や経験知が、社会からもきちんと評価を受けられるように。
志ある助産師や助産院、地域、行政、医療機関と共に、未来の希望である子どもたちのために、全力で助産師を努めていきます。